キバナオウギ
中国原産のマメ科ゲンゲ属の多年草の高山植物で、根茎を日干しにして乾燥したものが生薬として利用されていることで知られています。
7月頃から淡黄白色の花を多数つける。以前は、茨城県をはじめとする全国で栽培されていたが、安価な中国産におされ、今では栽培する農家はほとんどおりません。
牛糞、鶏糞、グアノ、有用微生物等を独自製法により作り上げた有機肥料にて栽培を行っています。
農薬・化学肥料は、5年以上未使用の圃場で栽培
イソフラボン誘導体、フェノール配糖体、サポニン フラボノイド、アミノ酸、グルクロン酸、アストロガオシド他
成 分 | 役 割 |
イソフラボン誘導体 | 大豆、クズ等のマメ科植物に含まれているフラボノイドの1種(植物エストロゲン)で、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を促進する働きがあります。 |
サポニン | 黒豆、大豆、高麗人参、ヘチマに含まれる配糖体の1種で、苦みやエグみ成分。コレステロールの調整し血液をサラサラにする、過酸化脂質の生成を抑制して動脈硬化を予防する、抗菌、抗炎症作用の働きがあります。 |
フラボノイド | ビタミンPとも呼ばれ、大豆、ブドウ、お茶等に含まれる植物に含まれる天然色素成分の総称で、抗酸化作用や毛細血管を丈夫にする効果があります。 フラボノイドの代表例としては、大豆のイソフラボン、ブルーベリーのアントシアニン、お茶のカテキン、ワインのポリフェノールがあります。 |
アストロガオシド | マメ科の植物体に含まれているサポニンの1種で、抗酸化作用の働きがあります。 |
1ℓの水に、キバナオウギの葉や根10g程度入れ、沸騰後、弱火で10分程度煮込みます。
韓国では、サムゲタンの他、各種薬膳料理にで使われますが、煮込んでも噛みきれないことから、そのまま食べることはありません。