キヌア
キヌアはヒユ科の単年性植物で、ホウレンソウやビートと同じ科の植物です。
南米アンデス山脈の高地において、数千年前より栽培されている雑穀で、「母なる穀物」と称され、その栄養価の高さからNASAも注目している穀物です。
キヌアの栄養価は、白米と比べて、炭水化物、エネルギーはほぼ同じですが、アミノ酸バランスよく含み、養蚕や鉄分を豊富に含んでいます。
主たる生産はペルー、ボリビア、エクアドルに限られておりますが、現在は国内でも長野、山梨などで栽培されています。
鶏糞、有用微生物等を用いた独自製法により作り上げた有機肥料にて栽培を行っています。
農薬・化学肥料は、5年以上未使用の圃場で栽培
タンパク質、ミネラルや食物繊維を豊富に含み、栄養バランスに優れた食品
成 分 | 役 割 |
アスパラギン酸 | 豆類、サトウキビ、アスパラガスの根、昆布に多く含まれるアミノ酸の一種で、タンパク質の合成、窒素やエネルギー代謝、疲労回復、アンモニアの体外排出、カリウム、マグネシウムのミネラルを細胞へ運ぶ等の働きがあります。 |
グルタミン酸 | 海藻、小麦、大豆、トマトなどに含まれているアミノ酸の一種で、うまみ成分、疲労回復、脳神経細胞のエネルギー源、GABA生成としての働きがあります。一方で、グルタミン酸の過剰摂取は、不眠、神経症など障害が起こる可能性がありますので、取り過ぎには注意が必要です。 |
リン | 体内のミネラルの中で、カルシウムの次に多いミネラルで、別名「骨のミネラル」と呼ばれます。リンは、マグネシウムやカルシウムと結合し骨や歯を形成する他、筋肉、脳、心臓などのすべての組織にも存在します。リンには、血液のPHコントロール、円滑な糖質代謝、肝臓や心臓が正常機能維持作用があり、乳製品、卵黄、肉類、胚芽、アーモンド、海草類などに多く含まれています。 一方、お菓子などの過剰摂取により、骨成長不全、腎臓結石、腎不全などの病気を引き起こす場合もありますので、加工食品や食品添加物の摂り過ぎには注意しなければなりません。 |
亜鉛 | 骨格筋・骨・皮膚・肝臓・脳・腎臓などにある必須ミネラルで、タンパク質の合成酵素、ホルモン調節、成長促進と皮膚、骨の新陳代謝の促進、生殖機能の正常化、味覚障害予防の関わっています。 牡蠣に多く含まれていることは有名ですが、穀類、肉類、魚介類、豆類、卵等の多くの食品から摂取することができます。クエン酸・ビタミンC・動物性たんぱく質と組み合わせて摂取することで、より吸収率を高められます。 |
カリウム | 肉、魚、バナナ、アボカド、ほうれん草、さつまいも、豆類に含まれ、生命活動を維持するうえで重要な役割を担う細胞内液に存在するミネラルです。 細胞内外の浸透圧により、ナトリウムの排泄を促進し血圧を下げる、エネルギーや体力を高め夏バテの回復効果などの働きがあります。 |
ハーブティでの利用はありません。
雑穀米、炒め物、スープ、ピラフなどに利用します。